那覇マラソンに10年以上出場しているヒガダイです(自己ベスト3時間23分)。
毎年12月に開催されるNAHAマラソン(那覇マラソン)。
12月と言えど、ここ最近の那覇マラソンは25度くらいの気温が普通になってきました。。。
そのせいか、完走率も70%を切ることもある、意外と完走難易度が高いマラソン大会です。
何度も那覇マラソンに出場して完走している方なら、それぞれ自分なりの「暑さ対策の方法」があると思いますが、初めて参加される方はどう対策していいのかわからないはず。
曇りの天気であっても、気温が25度前後になるとマラソンは思っている以上に厳しいです。
那覇マラソン初出場の方の完走の秘訣というか、コツは「暑さ対策」です。
そんな初めて那覇マラソンに参加する方向けに、僕なりの暑さ対策、熱中症予防方法を紹介します。
那覇マラソン熱中症予防にはスポンジと氷
結論から言います。
「スポンジ」と「氷」を使って「手のひら」を冷やしてください。
ご自分で準備するということではなく、沿道の給水所やボランティアの皆さまが差し入れしてくださるスポンジや氷です。
それをどう使うか、それぞれ説明します。
スポンジの使い方
まずはスポンジ。
給水所の何箇所かではスポンジを配っています。そのスポンジは必ずもらってください。
そして、そのスポンジを握って走ってください。
握ると言ってもギューっと力いっぱい握らなくていいです。落とさないように軽く握ってください。
目的は「手のひら」を冷やすことです。
両手で持って走ると走りにくいので、ひとつのスポンジを交互に持ち変えるといいです。
氷の使い方
続いて、氷。
那覇マラソンではありがたいことに、沿道で応援してくださる方の中には「氷」を配って下さる方々がいらっしゃいます。
そこではありがたくいただいてください。
そしてスポンジ同様、氷を握って走ってください。
これも目的は「手のひらを冷やすこと」です。
ハンカチやハンドタオルを持っていると便利です。
氷を直接握ると冷た過ぎて持っていられないので、ハンドタオルやハンカチで包んで握ります。
僕は片手で握れるだけもらっています。
握っている手が冷たくなったら、反対の手に交代、冷たくなったらまた反対の手に、という具合に交互に持ちかえてください。
これで徐々に手のひらが冷えてきます。
なぜ手のひらを冷やすのか?
手のひらを冷やす理由は「深部体温を下げるため」です。
ここ数年、熱中症を予防するには「深部体温を下げること」が注目されています。
手のひらにはAVA(動静脈吻合[ふんごう])という特別な血管がある。普段は閉じているけど、暑くなると開いて放熱を開始。体温を下げようとする。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1018.html
google先生で「深部体温 手のひら」などで検索すると参考になるページがいろいろ出てきます(キーワードは「AVA血管」)。
私もこれらの情報を参考にこのスポンジと氷を使って手のひらを冷やす方法を試すようになりました。
結果、効果てきめんでした!
この方法を取り入れる前は、ハーフを過ぎたあたりで暑さでだいぶバテていたのに、この方法を行うようになってから最後まで暑さでバテることがなくなりました。
重要なのは、きつくなってから行うのではなく、きつくなる前、スポンジや氷が手に入ることろから行ってください。
これでだいぶ変わるはずです。
【まとめ】那覇マラソン完走のための暑さ対策
気温20度を超えるマラソンは本当にきついです。
はじめは余裕であっても、途中からしんどくなります。しんどくなってからでは遅いです。
なので、余裕があるうちから暑さ対策をはじめてください。
スポンジがないときは、給水所でもらった水を手のひらにかけても気持ちがいいです。
この方法は那覇マラソンだけでなく、暑い日のマラソン全般に使える対策です。
沖縄のマラソン大会なら、ほぼ全部が暑い日のマラソンになるので、「尚巴志ハーフマラソン」や「おきなわマラソン」でも是非お試しください!
暑い時期のマラソン練習の注意点についてはこちら。キーワードは「暑熱順化」です。
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